けあぷらの森

ファイル10 夫妻で利用ナンバーワン!ケアプラザファンと言っていいですか?阿部譲二さん、民代さん夫妻

「毎度!」と声を掛けたくなるほど常連の阿部譲二さん(67歳)、民代さん(67歳)夫妻。
今宿地域ケアプラザ主催の「歌声喫茶」や「くつろぎカフェ・音楽喫茶」に初回から毎月のように2人で参加し、仲むつまじい姿が印象的です。
夫婦円満の秘訣は…

地域とつながる初めの一歩

実は民代さんとは、今宿地域ケアプラザ開所以来のお付き合い。
平成13年の開所式に町内会長として出席し「近くにいい施設ができたんだ」と思ったそうです。
平成19年、回覧板で知った「歌声喫茶」に、土曜日ということもあり、まだ現役だった夫の譲二さんと訪れ、気が付けば夫妻でケアプラザのファン(?)、いえいえ縁の下の力持ちになっていました。
会社勤めが全てで趣味もなかった譲二さんにとって、歌声喫茶は地域とつながる初めの一歩でした。
「歌が好きな人がこんなにいるんだ」と驚き、面識のない人と一緒に歌ったり、おしゃべりすることで時代を共有し楽しかったそうです。

得意のパソコンでボランティア

合同歌声喫茶の舞台脇でパソコンを操作する民代さん

合同歌声喫茶の舞台脇で
パソコンを操作する民代さん

歌声喫茶で使う歌集作りのボランティアに手を挙げた民代さん。
ケアプラザ職員で手作りした2冊の歌集に加え、3冊目を作製することになり、参加者にボランティアを募ったときのことです。
勤めた会社の事務職でパソコンを使っていた経験が役立つと思ったから。
「歌詞にふさわしい挿絵を探すのが楽しい。ぎりぎりまで探して差し替え、よりいいものができるとうれしい」

調べる楽しみ

合同歌声喫茶で音響の係を務める譲二さん

合同歌声喫茶で音響の係を務める譲二さん

一方、譲二さんは…
運営委員のメンバーになった民代さんを待つ間に「お茶でもどうぞ」と誘われ、いつの間にか運営委員に。
4冊目の歌集作りに夫妻で参加。
民代さんが歌詞をパソコン入力したものを、譲二さんが誤字、脱字をチェックするという作業の前に、歌詞の確認という根本的な作業に手間がかかったそうです。
正しい歌詞をネットや図書館で調べたり、外国の曲に複数の作詞家が日本語の歌詞を書いたものの中から一つを選んだりするのは譲二さんの役割。
「子どもの頃に歌っていた歌詞が見つからず、東京の教科書図書館でやっと発見したときはうれしかった」
歌声喫茶が他のケアプラザに広がり、合同の歌声喫茶を旭公会堂で開催するようになった初回から、譲二さんは音響、民代さんはプロジェクターを使って歌詞を映像で映し出す係を務めています。
まさに縁の下の力持ち!

宝探しのような音楽喫茶

くつろぎカフェ・音楽喫茶で

くつろぎカフェ・音楽喫茶で

毎月第2水曜日に開催される「くつろぎカフェ・音楽喫茶」に2人で訪れ、サイフォンコーヒーを注文する常連さんです。
「くつろぎカフェ」は、喫茶店風にレイアウトされた多目的ホールで、レコードがぎっしり詰まった棚から好きな曲を選び、音楽鑑賞ができる憩いの場として地域に定着しています。
地域の方が寄付してくださるレコードは今も増え続け、その数なんと千枚以上!
「若かりし頃の映画音楽やクラシックのレコードを棚から探すのは宝探しのよう。新しいレコードが入荷していることもあるので」と民代さん。
いつも熱心にレコードを広げ、まるで調べものでもしているような譲二さんの姿も…

先生に曲の解説を頼まれ

くつろぎカフェの常連としてYCVの取材を受ける譲二さん

くつろぎカフェの常連としてYCVの取材を受ける譲二さん

ケアプラザで歌声喫茶に目覚めた譲二さんは、今では月に10回ほど神奈川県内や東京で開かれる歌声喫茶に出かけます。
新宿の歌声喫茶に通ううち、先生ご指名で歌の解説を頼まれるようになりました。
リクエストした理由を先生に聞かれ、答えるうちに見込まれ、休んだときは先生から手紙が届き、次に解説してほしい曲名まで書いてあったとか。
(なるほど。それでレコードを探したり、解説書を読んだり忙しそうだったんですね)
「頼まれると嫌と言えない。調べたり、喜んでもらうのが好き」と譲二さん。
大好きな映画音楽「シェルブールの雨傘」を解説したこともあり、今は同じ作曲家で映画「華麗なる賭け」の主題歌「風のささやき」に夢中です。

ほのぼの温かいカップル

ピアノレッスン中の民代さん

ピアノレッスン中の民代さん

ケアプラザや地区センター主催の各種教室にも積極的に参加し、忙しいおふたり。
譲二さんは盆踊り、そば打ち教室、民代さんはピアノ、英会話、ケーキやパン作り教室等々。
経験なしで始めた民代さんのピアノを「少しうまくなってますよ」と言う譲二さんに続いて「弾いていると主人が口ずさんでいる」と民代さん。(ごちそうさま)
一度は退会したヴォイストレーングに再び入会した譲二さん曰く「家内が家で荒城の月を歌っているのを聞き、それがよかったので」。(またまたごちそうさま)
仲良しの秘訣を尋ねると
「主人の関心のあることは、こちらも関心を向け、声を掛けられたら断らずにのってみる。興味がわいてくることもあるので」
「家内はなんでも興味がある。踏み出すことが難しいので、私が誘って連れて行く」(もうおなかいっぱい。ごちそうさま)
誘い誘われ、ヴォイストレーニング、オカリナ、社交ダンス、スクエアダンスのサークルに2人で参加しています。

モットーやアドバイスを尋ねると…

くつろぎカフェでコーヒー豆をひく夫妻

くつろぎカフェでコーヒー豆をひく夫妻

「思い立ったら吉日で、趣味や何かを始めるのに遅いということはない。若い頃できなかったことをケアプラザや地区センターでやってみては?」(譲二さん)
「好奇心をもって諦めない。今を大切にする」(民代さん)
「ケアプラザがあって本当によかった。よく利用していると、新しい教室がスタートするときに声を掛けられ情報がすぐに入る。歌声喫茶やくつろぎカフェは参加自由なので、気軽に参加してきっかけづくりにしてみては?」(譲二さん)

しっかりシメのお言葉までありがとうございます。
ケアプラザがきっかけで地域交流の輪を広げ定年後の生活を充実させているおふたりは、まるでケアプラザのモデルのよう。
さあ、あなたも明日からケアプラザの常連さんに!

(平成26年11月記)